運営: Edamame Inc. · 東京・マニラ · Kintone運用2019年より

kintoneから見積書を作って、そのまま送る

見積書の業務が面倒なのは、作ることではなく受け渡しです。kintoneで案件を管理しているのにExcelで帳票を作り、PDFに変換し、メーラーを開いて添付し直す。この持ち替えのたびに、版の取り違えと送り忘れが起きます。レコードから生成してそのまま送るところまでを、kintone内で完結させる構成を整理します。

よくある現在の流れ

案件レコードに金額も明細も揃っている。ところが帳票にする段になると、Excelテンプレートを開いて転記するか、CSVで書き出してマクロに流す。できたPDFを保存して、Outlookを開いて、先方のアドレスを探して、添付して送る。

問題は手間の量ではなく、切れ目の数です。転記でひと桁間違える。古いテンプレートを開く。添付し忘れて「ファイルが付いていません」と返信が来る。どれも珍しくありません。そして送った記録はkintoneに残らず、担当者のメーラーの中だけにあります。

レコードから送信までの流れ

手順担当者の操作裏で起きていること
1見積レコードを開き、PDF生成ボタンを押すテンプレートにレコードの値と明細行が差し込まれ、PDFが生成される
2(操作なし)生成されたPDFがレコードの添付ファイルフィールドに保存される
3メール送信ボタンを押す宛先・件名・本文がレコードの値から差し込まれ、添付ファイルが選択された状態で確認画面が開く
4内容を確認して送信自社のGmail / Microsoft 365メールボックスからOAuth 2.0で送信される
5送信済みトレイに残り、返信は同じメールボックスに届く

自社アドレスから送る、という部分

配信サービス経由で送ると、差出人はサービス側の基盤になります。返信が現場の見ているメールボックスに届かず、送信済みトレイにも残りません。見積書のように返事が来る前提の文書では、これは実務上かなり困ります。

OAuth 2.0で自社のGmail / Microsoft 365メールボックスから送れば、sales@ のような共有メールボックスからの送信(Send As)にも対応でき、返信はそのまま同じ場所に届きます。担当者が休んでいても誰かが見られる、というだけで運用が変わります。

構成する部品

帳票側(PDF Pro) — レコードの値と明細行をテンプレートに差し込んでPDFを生成し、レコードの添付ファイルフィールドに保存します。テンプレートはWordのように直接編集できる設計です。

送信側(Kinplug Mail) — レコードの添付ファイルを選んで、宛先・件名・本文にレコードの値を差し込み、自社のメールボックスからOAuth 2.0で送信します。CC・BCC、送信前の確認画面にも対応します。

補足: PDFをレコードに自動添付する動作にはレンダリングサービスの設定が必要です。ブラウザの印刷ダイアログ経由で出力する構成では、生成したPDFのデータをスクリプト側で受け取れないため、添付までは行えません。

導入前に確認すること

(1) 添付ファイルフィールドの扱い。 既存の添付を消さずに追記されるか確認してください。1件だけ書き込むAPIの使い方をすると、既存ファイルがすべて消えます。

(2) 共有メールボックスから送れるか。 個人アカウントからしか送れない構成だと、担当者不在時に返信が滞ります。

(3) 送信記録がkintoneに残るか。 いつ誰に何を送ったかがレコード側から追えないと、結局メーラーを見に行くことになります。

よくある質問

Excelのテンプレートをそのまま使えますか?

そのままの読み込みには対応していません。ただしPDF Proのデザイナーは、Wordのように直接ページ上で編集する設計です。既存の帳票レイアウトを再現して、レコードのフィールドを差し込む形で作り直すことになります。

明細行(サブテーブル)は反映されますか?

反映されます。明細テーブルは行単位でページ分割され、続きのページにも見出し行が繰り返されます。

送信前に内容を確認できますか?

できます。宛先・件名・本文・添付ファイルを確認してから送信する画面が開きます。差し込み内容の確認もこの時点で行えます。

受信者にkintoneのアカウントは必要ですか?

不要です。通常のメールとして任意のアドレスに届きます。

PDFをレコードに自動添付するには何が必要ですか?

レンダリングサービスの設定が必要です。ブラウザの印刷ダイアログ経由の構成では、生成されたPDFのデータをスクリプトが受け取れないため、印刷・保存はできても自動添付は行えません。

帳票も送信も、1つのプランに含まれます

PDF Pro と Kinplug Mail は、どちらも月額 ¥9,800($69)の単一プランに含まれます。ユーザー数無制限、追加料金なし。30日間の無料トライアルで、実際の帳票と実際のメールボックスで試せます。

はじめる

30日間、全機能、
クレジットカード不要。

GoogleかMicrosoftでサインイン、Kintoneサブドメインを入力、プラグインをインストール。90秒で稼働開始。